子どもの力ってすごい!!(前編) CAPセンターJapanのFacebookより

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 先日、CAPセンターJapan(以後、CCJ)のFacebookを開いたところ、こんなステキな記事に出会ってしまいました!! 

 以下、転載です。(CCJの許可を頂いています。感謝です♪)

 

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■CAP(キャップ)プログラムに毎年2学期に参加している小学校5年生のあるクラスから、CAPセンター・JAPANにこんな質問のメールが届きました……

『わたしたちは総合の学習で、命の大切さについて学習しています。そこで、質問があります。
暴力で悩んでいる人をつくらないために、わたしたちに何ができるのでしょうか。ぜひ、実践してみたいと思います。』

担任の先生にお話しを伺ったところ、子どもたちが総合学習をしているなかで、命の大切さ→いじめ→CAPプログラムというような関連で思い出し、今回の質問に至ったとのこと。「自分たちには何ができるだろう」。
おとなも負けてはいられません。考えましょう!暴力で悩んでいる人をつくらないために何ができるのか。
寒さでぎゅっと身体に力の入ってしまう今日この頃……。届いたメールが何かとても暖かな気持ちにしてくれました。

(こんな返信を送りました)

○○小学校5年○組の皆さん

メールをありがとうございました。
皆さんから「暴力で悩んでいる人をつくらないために、私たちに何ができるのでしょうか。ぜひ、実践してみたいと思います。」という質問をいただいて、とてもうれしく思っています。大切なことをクラスの皆さんで考えてくださって、ありがとうございます。そして、私たちに質問をしてくださったこと、本当にありがとうございます。

総合の学習の「命の大切さ」ということから、「暴力で悩んでいる人をつくらないこと」を考えてくださったのですね。「何ができるだろう、実践してみたい!」と考えていることがすでに暴力に悩んでいる人をつくらないということの一歩目だと思います。

まず皆さんに考えてもらいたいことは、「暴力ってなんだろう」ということです。例えば、ある人は「こういうことが暴力」と言ったとします。でも、違う人は「いやいや、それは暴力ではない。これが暴力」と言いました。こんなふうに皆がバラバラなことを思っていたら、暴力ってなくならないと私たちは思っています。おとなも子どももわかりやすい「暴力ってこういうことだよね」という定義(言葉の意味を決めること)があるといいですよね。そのときに、暴力で悩んでいる人の立場でその定義を考えてみて欲しいのです。それをクラスのみんなで考えてみて下さい。「暴力で悩んでいる人をつくらない」ということは、「暴力って何か」ということ、「暴力を使わない」ということを、おとなも子どももみんなの約束にしていく、ということだと思います。

さて「何ができるかということ」の前に、暴力で悩んでいる人の気持ちを考えてみましょう。「暴力にあったらどんな気持ちになるのか」を想像してみてください。いやな気持ちになったり、こわい気持ちになったり、腹が立ったり、悲しい気持ちになったり、ひとりぼっちだと感じたりします。「何もできることはない」と一人で考えてしまったりします。
そういう気持ちになるということは暴力にあっているサインです。だから、そう気持ちになったら、大切な自分を守るために何ができるかを考えて欲しいのです。「暴力で悩んでいる人をつくらないこと」は、皆さん自身が「暴力で悩んだ時に、何ができるかを考えておく」ということでもあります。

大事なことは、自分の気持ちを大切にするということです。いやな気持ちになったり、怖い気持ちになったり、腹が立ったり、悲しい気持ちになったりしたら、その気持ちを大切にして、だれかに聞いてもらうことができます。暴力をしている相手に「やめて」「いやだ」と伝えることができます。ずっと暴力にあっているところにいないで、そこから離れることができます。一人で伝えるのが難しいときは、友だちはまわりのおとなの力を借りて、大切な自分を守ることができます。
そういう気持ちになっている人に出会ったら、その気持ちを聞いて一緒に「何ができるかを考える」ことが皆さんにはできます。
皆さん自身が、悩んでいる人の話を聴いたり、何ができるかを一緒に考えたりすることができる、クラスの人、学校のすべての人の力になれる、そういう存在だということを知っていてくださいね。

皆さんはとても大切な人です。皆さんのまわりの人もとても大切な人です。大切な人同士が、心とからだを傷つける暴力という方法を使わないで自分を守るために何ができるか、ということを考えておくことはとても大事なことです。答えは一つではありません。たくさんの方法があります。

私たちは『CAP(キャップ)』という活動をしています。『子どもへの暴力防止』という意味です。暴力ってなんだろうということや暴力にあいそうになったときに何ができるか、ということを先生や保護者の人たち、そして子どもと一緒に考える授業をしています。○○市でもこの活動をしている人たちがいます。皆さんのまわりには暴力に悩んでいる人の力になりたいと思っているおとながいることを覚えていてくださいね。

また、質問があったらいつでも連絡してくださいね。
ありがとうございました。   

NPO法人CAPセンター・JAPAN

 

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後編へつづく・・・(^^♪

 

 

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